吉吉の御朱印帳

よしきち。新米歌い手。吉と吉で大吉🥠🌸

【三本目】人生の哲学書―――『嫌われる勇気』の面白さを語る

――――――――――またお会いしましたね、御朱印帳をどうぞ。

 

すっかり秋らしくなりましたね。

お変わりありませんか?吉吉(よしきち)です。

 

皆さんは○○の秋、何を楽しまれているのでしょうか。

今回、吉吉は最近読んだ面白い本を皆さんに紹介しようかと。

 

それは、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(著・岸見一郎 他)です。

 

今更かと思われるかもしれませんが笑

前にかなりヒットしていた本です。

 

YouTubeで本書の解説動画をみて面白そうなので、近くの図書館で借りて読んでみました。

ネタバレと、何より期限中に全て読み切ることができなかったので全ては語れないですが...読めた所まででもお話をしようかと。

 

内容としては、アドラー心理学を教授と生徒の対話形式でかみ砕いて、

具体例を混ぜながら解説しているという本です。

 

アドラー心理学がなぜ哲学?―――哲学と心理学の違い

「心理学?タイトルは哲学だけど...」と思われた方もいるかもしれません。

元となるものはアドラー心理学なのですが、本書の書き方が哲学に寄っているという感じです。

 

心理学とは、人間の心の仕組みを行動に当てはめてパターン化するというイメージがあります。

一方で哲学は、あらゆる物事の本質を捉える営みなんだそう。*1

 

心理学と哲学は目的が全然違うものですが、アドラー心理学においては、心理学だけでなく人生の師となるような哲学の側面を持ち合わせているのです。

 

アドラー心理学の概要

アドラー心理学の大きな要点として、こちらの四点を取り上げます。

  1. 人間の悩みはほぼ対人関係である
  2. 人の行動は因果ではなく、目的に基づいている
  3. 自己の課題と他人の課題は割り切れ
  4. 承認欲求は他人の人生の模倣のサイン

 

※全ては読めていません。要点はまだあります。

これだけ見るとやっぱり疑わしいですよね笑

一般的に言われる価値観をひっくり返すような内容ですから。

1はもうそのままの意味。2以降、どういうことかというと

 

2→人間の行動や感情は原因があるのではなく、到達したい目標がある

3→自己がやるべきことと他人がやるべきことを割り切って、干渉を減らすことで人間関係の衝突を防ぐ。

4→誰かに認められたいと思う気持ちは他者が望む道を進むことになるので、自分の思いが反映されない

 

という感じです。

自分は嫌だ、変りたいと思う人のヒントがここにあるんじゃないかと思います。

 

 

いろいろ話して参りましたが、じゃあなんで吉吉は歌い手なんて始めてんだ承認欲求の塊かよって思われてしまうかも知れません。

まあ、正直無きにしもあらずなのですが、本来の動機はそこではありません。

元々歌い手に憧れがあってやりたかったからです。

 

歌い手に出会ったのは当時私が小学校高学年か中学生の頃でした。

最初は聞くだけで満足でした。だって自分の声も嫌いだったし。

 

でも、合唱とかカラオケもそれくらいの歳で初めて楽しいと思えて、歌が好きになりました。

友達とカラオケに行ったときに自分が歌ったのが感動した、泣ける、かっこいいと言ってくれたこともあります。

 

もう、歌やるしかないでしょう笑

 

だから、承認欲求はあってもそこがメインではない。

 

数を気にすることもあります。もっと多くの人に聞いて欲しいから。

ファンがついて、ライブができて、それもこれ以上なく楽しくて幸せでしょう。

わてだってライブしたいもん。歌い手としても、サークル活動でも。

でも、数にこだわるあまりに楽しさを見失うことが怖いのです。

 

自分が楽しく居れる世界を壊したくない、守りたい、それだけです。

自己矛盾かな笑

 

自分が好きなことに没頭して動く姿をみて、歌を聴いて、感動とか、鼓舞されてくれるのは、歌を続けるのにこれ以上ない目的になると思います。

 

他人に関与するのも関与されるのも得意ではありませんが、そんな歌が歌えたらと奮闘しております。

 

社会人として外へ働きにでる時になっても、続けていたいと思えるように。

今、歌を手放したくないと思う。

いつか、自分を代表する存在にできると信じて。

 

歌を極める志は変わりません。

吉吉の成長の先を、是非温かく見守ってください。

 

本題である『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』も、是非ご一読ください。

 

 

【告知】

最後になりますが、9月最終日に新作歌ってみた動画を出させていただきます。

9月31日 午後6:00 YouTubeにてプレミア公開いたします。

前作から遂げた成長を、是非お見逃し無く!

 

それでは、また次の頁でお会いしましょう。

 

吉吉

*1:参考文献:ちくまweb 苫野一徳 『第一回 哲学ってなんだ?』